ゆめであえたら

琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~のゆめであえたらのレビュー・感想・評価

4.3
前作に続き、スケールが壮大。平せいが北の戦をするシーンは見応えあり、圧巻。
武将ならではの忠心(忠臣)と魂がすがすがしく気持ちいい。
私怨が絡んだ話に加え、絡み合って進んでいく各々の気持ち、そして長林軍がどうして疎まれるのか、昔赤えん軍がああなったのもを彷彿させる内容、平しょう平せいの想い、平せいの成長、が丁寧に描かれ心に響いた。
元啓が段々憎たらしく様、蒙浅雪の美しくカッコイイ姿、平しょうと浅雪の愛、平せいと林けいの愛、庭生の教えと生き様も素晴らしい内容だった。
元啓の父親がおかした罪というのが、「あんなことをやって」とかなり非難されているにもかかわらずはっきりしなかったのが、残念なんだけど、あえてはっきりさせないということだったのかな、とも思う。
前作にあったユーモアが今回少なかったのも残念ではあるが、見応えたっぷりで良作であることにかわりない。
ゆめであえたら

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