2019年に撮影されたということだけど、
2020年の世相をかなり反映してて面白い。
アメリカは常に同じ問題を抱えていて、
たまに大きな問題になるけどずっと克服できていないわけ。
このドラマの出演者が語る番組もあるけど(基本ふざけけるのだけど)、
その中で人種差別や銃社会、政治に対する出演者の思いが聞けた。
一見バイオレンスなコメディ的ドラマなんだけど、
実はそういった思想、皮肉が根底にあって、
俳優がそれについてしっかりと、本当にしっかりと意見を持っているのが良く分かった。
日本の俳優は、あんな風に社会や政治について語れるだろうか？
忖度して話さないよね。
「明らかに参考にしたのは大統領だ」
なんて絶対言えないよね。
こういうドラマとかを見ると、
やはりアメリカのメディアや映像表現に対する成熟さと日本の未成熟さ、つまらなさを感じる。
同時にそんなアメリカが何故銃の規制すらできないのか、と矛盾を感じる。
それがこのドラマの本質だね。
