特殊能力を持たない普通の人間たちによるグループ"ザ・ボーイズ"が名声に溺れ腐敗したスーパーヒーローたちへと立ち向かう。第一話の不謹慎なアントマンねたと最終話前後のあのキャラの死亡が、正直驚きとしてはハイライトだった。また本シーズンのトピックスとしてはブッチャーの覚醒がピークで、ホームランダーが絡むシーケンス以外は全体的にぜんぜん面白くなかった。というよりもブッチャー側とホームランダー側の動向に対してＳ２の平行線を走るような拡張の仕方であまり進展がみられず、暴力描写に至ってもあるにはあるが作品全体のカタルシスへあまり直結してない。もっとＳ１のような大々的に腐敗したヒーローと普通の人間たちが大激突するアメコミの原点回帰のストーリーを観たい。はやくもシーズン４内定というコトで、今後のボーイズたちの動向を期待しつつ見守ろう。
