ジャッキーケン

ザ・ボーイズ シーズン1のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

ザ・ボーイズ シーズン1(2019年製作のドラマ)
5.0
アベンジャーズやジャスティスリーグの裏返し、人々を守るスーパーヒーローが実は裏でとんでもないことをしていた。ステロイドとセックス三昧、ヒーローの裏の顔のゲスっぷりがひどい

ヒーロー活動の巻き添えで恋人を失ってしまったヒューイというごく普通の青年が本作の主人公、アメコミ原作でありながら本作はヒーローは完全悪、そして主人公はなんの特殊能力を持たない人たちがアメリカを支配するヒーローに歯向かっていく

ヒーロー側はセブンと呼ばれるアベンジャーズのようなヒーローチームでヒーロー活動、映画、おもちゃ、様々なマーケティングで人々の心をガッシリ掴む、いわばMCUそのものでその現状がかなりリアルだし今の自分もMCUに夢中になっていて他人事とは思えない。唯一の違いはこの世界にヒーローが存在していないということどけで後は何も変わらない

1話目からアメコミ好きは斬新だと思えるシナリオで事の発端となるロビンがAトレインに体を貫かれるシーンはショッキング、そこから怒涛のジェットコースター展開で最高に面白かった。

18禁だから暴力描写、性描写はかなりエグい。ホームランダーの目からビームのグロさが凄い

このドラマに出てくるヒーローたちがマーベル、DCの有名ヒーローと被ってるところはコミックファンのツボを抑えてる

ホームランダーはキャップのようなリーダーシップと能力がそのまんまスーパーマン
ディープは魚と会話できるアクアマン
クイーンメイヴはワンダーウーマン
Aトレインはフラッシュ
ブラックノワールはスネークアイズ
等々

アメコミ映画が絶頂期の今だからこそ見るべき作品。