野々宮珠世 - 四季乃花恵
犬神佐清 / 青沼静馬 - 田村亮
犬神松子 - 京マチ子
橘(署長) - ハナ肇
古館恭三(弁護士) - 西村晃
キヨちゃん(那須ホテル女中) - 井上聡子
この作品で石坂版より先に記憶に刷り込まれて
金田一耕助は古谷一行の印象が若干強い。
古谷一行>石坂浩二>片岡千恵蔵>鹿賀丈史>西田敏行>中尾彬>高倉健>渥美清
といった感じ。
全五話(という尺の長さ)の割に
この頃のドラマとしてはテンポが良いと思う。
ミステリーとしての欠点や整合性の問題なんかは全く気にならないくらい
時代が付いた演出と全演者渾身の演技にワクワクする。
※古館弁護士役の西村晃が突出してやや圧強め。
原作の青沼菊乃が時を経て宮川香琴となり
犬神家で松子の琴の師匠となって、助清に扮した静馬と互いに素性を知らぬまま対面するという場面が好きでした。
1976年の石坂版では割愛されていたのがもしやと思ったが
やはりありませんでした。
※佐清(静馬)マスクが能面タイプで素敵。