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アメリカを荒らす者たち シーズン2のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
誰が卑猥な絵を描いたのかを探るシーズン1の「ハノーバー高校落書き事件簿」で、見事に真犯人を見つけ出したピーターとサム。彼らの手腕を知った高校生クロエは、今度は自身の高校で起きている事件について調べてくれるように依頼する。
クロエが通うのは金持ち名門学校のセント・バーナディン高校。事件が起こったのは11月6日のランチタイム。全校生徒の大部分が学食でレモネード飲んだとたんに下痢を起こし、トイレに間に合わない生徒があちこちにお漏らしするという集団おもらし事件が起きた。
犯人はInstagramで「タードバーグラー(糞泥棒)」と名乗り、その後も、タードバーグラーによる排泄物を使った嫌がらせが起きているという。世間体を気にする学校側は一人の生徒にすべての責任を負わせるが、クロエは彼の無実を主張する。ピーターとサムは、この事件の犯人を突き止めることができるのだろうか?
「アメリカを荒らす者」シーズン2。
今回は、学園ミステリー色が強くなり、名門学校で起こった全生徒下痢事件を含む4つの事件の真相究明する展開が、様々な容疑者の登場そして隠された秘密が明らかになる二転三転する展開を通してあぶり出されるのは、学園の中の体育会系のスター選手を守るために嘘や隠蔽する学園経営者の偽善、ソーシャルメディアを使ったマウンティング見栄の張り合いや個性をアピールするための俗悪動画などの暴走、ソーシャルメディアを使ったなりすましなどの違法行為、友人関係のすれ違いで、本当に友人同士が向き合い交流することの難しさが身に沁みるヒューマンドラマがほろ苦い青春群像という感じ。事件の真相を、事実を少しずつ掘り起こしていく緻密なサスペンスミステリーもスリリングで、学園サスペンスミステリー色の強いモキュメンタリードラマ。