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赤い指のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

赤い指(2006年製作のドラマ)
4.8
加賀恭一郎(阿部寛)が日本橋署に移る2年前、練馬西署に勤務していた頃の事件。前原昭夫(杉本哲太)は今日も家に帰るのを躊躇っていた。認知症の母親、ヒステリックな妻八重子(西田尚美)、いつからか口を聞かなくなった一人息子直己(泉澤祐希)、どこにも居場所がない。 そんな昭夫に、妻・八重子から至急帰ってきてほしいという電話が入る。イヤな予感を抱えながら家路に着いた昭夫が庭で目にしたのは、年端もいかない少女の遺体だった。聞けば、息子・直巳が身勝手な理由で少女に手をかけたのだという。追い詰められた昭夫がとった行動とは?
東野圭吾の「新参者」シリーズで、連続ドラマの前に加賀恭一郎が関わった事件を描いたスペシャルドラマ。
被害者の死体が見つかったトイレの近くにあった自転車の車輪痕を靴で消した痕、被害者の靴下にあった芝生、前原家の庭にあった手袋、前原家の祖母の認知症について家族がついた嘘などから、加賀恭一郎刑事が優れた観察力で真相究明していく捜査と前原家の家族の隠蔽行為のせめぎ合いの緻密なサスペンス、前原家と加賀家を対比することで見えてくる「家族の在りよう」、クライマックスで明かされる真相に心揺さぶられる傑作サスペンスミステリードラマ。