daiyuuki

マインドハンター シーズン1のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

マインドハンター シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.8
ドラマは、1972年にFBIに行動分析課が設立された後の設定。FBIの若き捜査官フォード(ジョナサン・グロフ)と行動分析課のベテラン捜査官テンチが組んで、エド・ケンパーなど連続殺人鬼と面接し、彼らの生育歴や性格などのデータを収集して1970年代後半から本格的にプロファイリングの手法を犯罪学として確立させていく過程を描いていく。
「セブン」「ゾディアック」などのデヴィッド・フィンチャーがプロデューサーを手掛けているだけに、殺人現場などの残酷描写は最小限にして、フォードがエド・ケンパーなどの連続殺人鬼と面接しているシーンなどで連続殺人鬼の一般人と変わらない上辺の奥にある歪んだ性衝動や心理やオブセッションをリアルに描かれているところは「セブン」「ドラゴン・タトゥーの女」などデヴィッド・フィンチャー監督作品を彷彿とさせるものがある。上司の反対に負けず、フォードたちが犯罪行動心理学をデータを元に系統立てていきながらプロファイリングを捜査方法として確立していく過程は「ゾディアック」のような実録犯罪ものとしても楽しめる。フォードとエド・ケンパーの捜査官と連続殺人鬼という一線を超えそうになる関係のせめぎ合いが、地味だけどスリリング。
デヴィッド・フィンチャー監督の映画を見ているような見応えと戦慄を約束するサスペンスドラマ。