凶悪犯罪者の心理を紐解き、実際の人物と過去の事件を参照し、深く作り込まれたデヴィッドフィンチャー節炸裂なドラマ作品。
ゾディアックと似てるけどあの作品より間違いなく進化してる。めちゃくちゃ面白かった。それに良い勉強にもなった。
特にFBIの主人公もファンだったマンソンという悪のシンボル的存在はかなり印象的。日本で言うとこの麻原彰晃みたいな奴だけど、マンソンはどこかカリスマ性を感じる。
アメリカで知らない人はいないくらいの大事件の首謀者らしい。本作でも登場するので一件の価値ありかと。マンソン以外にもかなりの数の犯罪を取り扱ってる。
wikiを軽く覗いたけどロックバンドのマリリンマンソンもこのマンソンから名前を取ってるとか。
今日までの凶暴化したイカれた事件に解決策や、事前に防げる手立てがあるならと、少しでも考えるきっかけをくれる。
単純に続きが観たい気持ちもある。
『道を外れた者は物の見方を気にする』
ここからはあまり関係ない個人的な話になるけど、最近パラサイト半地下の家族でかなり衝撃を受けて、再起不能なんじゃないかというほど打ちのめされたけど、あの作品は主観で見てしまったからだと今作を見てるうちに気づいた。
本作がこれほど楽しめるのは第三者の視点で観れるからで、この三人称視点の作品を好む傾向にあるのかもしれない。