カッシー

Marvel パニッシャー シーズン2のカッシーのレビュー・感想・評価

Marvel パニッシャー シーズン2(2018年製作のドラマ)
3.8
殺りすぎ!パニやんの処刑日記。パート2✌️✌️

第1話の初っぱなから血で顔が真っ赤っかのパニやん。
不良少女に見せつける血みどろの生活指導。修羅場に次ぐ修羅場。壮絶なアクション。
文句なし!と言いたいところですが…

話が行ったり来たりして中だるみ感が否めませんでした。
特にビリー=ジグソウまわりの展開ははっきり言って退屈。精神科医にはイライラさせられるし、記憶が飛んでる設定も話を間延びさせるだけで特に活かされず。デアデビルにおけるキングピンのようにシーズン2では裏で糸を引くことに徹して、シーズン3で満を持して最強の宿敵として登場させた方が良かったですね(Netflixがマーベルのドラマシリーズを次々と打ち切りにしてる影響?)
というのも、今回のもう1人のヴィラン、ジョン・ピルグリムさんがすごく魅力的だったから。哀しき殺し屋キャラって好きなんですよね。パニッシャーとピルグリムの直接対決をもっと見たかったです。パニッシャー・少女・ピルグリムを巻き込んだ陰謀の展開はとてもスリリングだったのでやっぱりこちらをメインにして欲しかった。

あとはやっぱりガンアクションファンとしてもっともっと銃撃戦が見たかったです。今シリーズのパニやんがあんまりPunishしないんですよねぇ。その分アクションシーンは減るし、どちらかというと肉弾戦が多かった。装弾数7発のキンバーウォーリアにしても、20連マガジンを使ったM4系のライフルにしてもどちらもリロード描写が曖昧だったりするのもなんだか。ジョン・バーンサルの銃の扱い方はめちゃめちゃ様になってる分もったいない(ネットで彼の射撃訓練の動画が見れます)

ただフランクが少女との交流を通して父親としての自分を見つめ直したり、孤独に抗うという悲しいテーマ、黒幕に対する落とし前、ラストシーンのまんまコミック感などなど総合的には大満足。気分が上がってパニッシャーのフィギュアを血まみれにカスタムした程度に好きでした笑

スタン・リーを偲ぶ、の追悼文には思わず目頭が熱くなりました。
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