ーフランクのみぞ知る。
パニッシャーシリーズ、最終章。
前作で決着のついたフランクの
その後を描いた本作。
とはいえ、平穏なお話の訳がなくて笑
(始まりは前作よりも穏やかだったけどね)
本作でも血まみれ泥仕合の戦いが
しっかり用意されていて、、
前作でもそうだったんだけど
パニッシャーを見ていると
正義の定義が分からなくなってしまう。
本作ではなおのこと。
(あのマダニやマホニーさんですらね笑)
悪党退治は正義で悪党殺害は悪？
法で裁くのが正義だとしたら、
法では裁けない悪事とともに
生きている悪人に対する正義とは？
もちろん、“人を殺す”ってことは
絶対に正義じゃないし
人として、してはならない事だけど
(死刑とかは置いておいてね。)
お金や自分のためではなく、
人を守るために自らの命をかけて
手を汚しながらも犯罪者や悪人を
退治していくフランクを
どうしても悪人とは思えなくて。
(だからといって理想的なヒーロ像
ではないんだろうけど。)
正直前作までのフランクは、
自分の復讐とか真実の追求のために
手を汚してる感じはあったから
限りなく悪よりの正義だったけど笑
本作は、なんともね。
でもそもそも正義と悪って定義すら
人間が決めている事だから曖昧よね。
ヒーローなのかヴィランなのか、
加害者なのか被害者なのか、
白黒つけれない、つけちゃいけないもの
っていうのが本作で感じられるところ。
当事者にしかわからないことがあるし、
フランクにしかわからないことがある。
まさにカーティスの言う通り、
フランクのみぞ知る。ってことよね笑
あとは個人的に、本作で新しく登場した
心理カウンセラークリスタが魅力的で！
幸せになるためにどんな犠牲も払える人。
愛や幸せに依存しているようで恐怖すら
感じてしまったな〜
しかもそんな彼女のブレない性分というか
運命みたいなものには同情してしまって。
それとビリーの存在ね。
(マーベルの原作ではジグソウって
キャラクターになるみたい。)
本作ではただの迷子状態で彼の魅力は
正直あまり感じなかったけど、
でもあの決着シーンは予想外すぎて。
フランクの心情が明白に表れていて
すごく、よかったなと、、
デアデビルシリーズも
ここにきて残りジェシカジョーンズ！
しかと見届けよう〜〜
