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パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~ シーズン1のfkrのレビュー・感想・評価

4.0
@Amazonプライム 面白い。企業スパイとして潜入した男の諜報活動の話。ちょっとしたトラブルの末に事件沙汰となり、次々と問題事が発生してきて、がんじがらめ状態となっていく。これを、真面目でシリアスな、もっと言えば鬱々とした重苦しいドラマ仕立てに演出しているくせに、その実、シュールでブラックユーモアなテイストで描いており、なかなか類を見ない感触がある。数々の問題事と、登場人物のニアミスをここまで巧みに引っ張り続ける鮮やかさも見事である。一歩引いたカメラ視点の多さとか、曲や歌詞で語る可笑しさ、画面作りは申し分ないが、結局のところハマらない人のほうがたぶん多い。(松本人志の哀愁と笑いをさらにニッチにしたような感じか。)
唯一の失敗は、シーズン1で完結しないことを事前に調べなかったこと。しかもシーズン2で打ち切りになっているとか。
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