かめさん

マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3のかめさんのレビュー・感想・評価

4.1
相変わらず華やかで素晴らしい作品だけど、周りのストーリーが動き始めた分、本人部分はちょっと停滞です。

個人的・最近のナンバーワンドラマですが、展開が多層的になってしまい、やや失速しています。
シーズン1・2のようなスピードで成長してしまうと、あっという間に主人公がスターダムに上り詰めてしまうので、やむなし……なのですが。


この作品の凄い点は、単なる『コメディ成功物語』ではなく、世の中の差別や固定観念などが色濃く残る1950年代を舞台に、それらをコメディタッチで乗り越えていく点です。

シーズン3で壁にぶつかり乗り越えようとするキャラは、主人公ミッジから両親や仲良しのスター、友人などへとバトンが渡されています。
その壁の種類がLGBTや思想差別・性差別・人種差別など多岐に渡りはじめ、それに対応するキャラが入り乱れて、メインのストーリーが薄くなっています。

それでも十分に面白いのですが、主人公ミッジのキャラクターが良過ぎるぶん、ちょっと物足りない部分がありました。
(天真爛漫・ドポジティブで行動力満載のミッジに比べて、他のキャラクターはそこまでではなく、色々な障害にまともにぶつかってしまうので、ストーリーが重くなってしまうんですよ)

とは言え、作りも丁寧でオシャレ、キャラ立ちも素晴らしいので十二分に堪能できる作品です。
ネクストシーズンを首を長くして待ちたいと思います。