第3話まで。
ストーリーが魅せる。
どうしようもないしがらみ、義理・人情、そして欲望、様々なものの板挟みになりながら各々が選択してしまう道程が読ませる!(小説的な行間が織り込まれていて読解の愉しみがある)
役者としては松山ケンイチ、市川実日子、浅田美代子、岸本加世子、小林薫が役にハマっていると思った。腑に落ち感。
寺尾聡の顔技には唸ったが、もひとつ重厚さが欲しかったか。
岡田くんは白衣も似合っているし、悪そうな顔もステキだったが、わたしが財前役に欲しかった湿度の高い繊細さが無いかな…
ロバート・ダウニーJrがシャーロック・ホームズをやった時の違和感とソックリな腑に落ちない財前。
プールで見せた分厚い身体、愛人を軽々と担ぎ上げる強靭な肉体派の財前…
市毛良枝かあちゃんと電話してるシーンだけはハマりすぎて涙出そうになったけど。関西弁の岡田くんは良い。
財前五郎に命をかけた田宮二郎の呪いだなぁ…