Mrsフロイ

盗まれた顔 ~ミアタリ捜査班~のMrsフロイのレビュー・感想・評価

2.9
指名手配容疑者の顔を記憶して、街中で見つけ逮捕に繋げる「見当たり捜査」。実際の捜査に材を得て、主人公玉木宏とチームの捜査員の活躍を描く。

近頃はAIによる顔認証等のデジタル技術が幅を利かせていると思っていたが、こんなアナログな職人技があったのかと興味が募る。

ドラマはその特殊な能力を持った捜査員の行方を追ってくれるかと思いきや、公安警察とチャイナマフィアの闇にもつれ込んで行く。

原作羽田圭介の作品は初めて。
警察小説という感じでは無いが、違うのかしら…

「見当たり捜査」の実際が知りたくて、NHKオンデマンドにあったドキュメンタリー『ミアタリ』を見つけ早速視聴。
昭和53年に大阪府警から始まったこの捜査手法は、今までに4000人以上の摘発者が有り、誤認逮捕は一件も無いとの事。平成13年には警視庁が導入して、全国の警察に拡がった。このドキュメンタリーに大阪府警の見当たりの神様と言われる定年間際の刑事が取材されている。
彼の語る見当たりの極意が、正にドラマチックの極み!

ドラマは何故これを描く事なく終息したのか。原作者の意図が何処にあったのかは分からないまま。