シーズン3終了時点では「もう見るのやめよっかなぁ」て気分になったもんだが、それを思うと大分持ち直してくれた。マイケルのキャラが陽にシフトしていったのが奏効した感じ。
だが結局最後まで「公式メアリー・スー」ことマイケルを中心に世界、いや銀河が回る「ギンガ系」の構図は維持され、自分はそこに馴染めず終いだった。
振り返ってみれば(いろいろどうかと思う内容だったけど)シーズン1が群像劇としてはいちばん上手くやってたかなあ。ロルカやジョージャウといった癖の強いキャラのおかげでマイケルの方に軸が偏らずに済んでた印象。S3以降だとコヴィッチがその役割を担えそうな感じもあったんだが、彼がガッツリレギュラーで出てたら「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の完成が相当伸びてたか、下手するとポシャってたかもしれんし仕方ないか。
なんやかんや言うてもこのシリーズが(おそらく)最初に視聴者数を稼いでくれたおかげで今現在ストレンジニューワールドやローワーデッキを楽しめてるんでその功績は讃えるべきだし、1970年代のボツ企画「スタートレックフェイズ2」のエンタープライズ初期デザインがアレンジされディスカバリーになったのも何気に嬉しかった。
でもデトマーやオーセクン、リノがメインのエピソードも見たかったという不満は残ってるんで、ショートトレック復活してくれんかなぁ。
余談:エピソードコメントで触れたエピローグについて。
もともと製作陣はシーズン6でショートトレック「宇宙の恋人」に接続するエピソードを作るつもりだったのが、S5での終了が決まってしまったので急遽最後にアレをくっつけたらしい。それにしたって10分ぐらいで済ませられんか?とは思うが。