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ケイゾクのtakayamaのレビュー・感想・評価

ケイゾク(1999年製作のドラマ)
5.0
当時、VHSに録画して繰り返し繰り返し見た自分のバイブル的1作。BSでやってたのを久々に鑑賞。
思い入れが強すぎての満点評価ですが、いやはや全然今見ても面白い。
ミステリーとしては推理とか穴だらけだし、確実性のない殺人が多いのが欠点だけ(小学生の当時から思ってた)ど、そこじゃないんだよね、ってドラマ。
どんどん、現実なのか虚構なのか真実の在り処なんてどうでもよくなるくらい、カオスまみれの混沌へ沈み込んでいく快感と怖さ。主人公たちが何とか綱渡りの様に現実世界に居続けてくれる、踏ん張ってくれる、そこだけのみに達成感を感じる、そんな変なドラマ。
終盤はもはや推理とかじゃない、翻弄される主人公2人、その血まみれの美しさを堪能。
もちろん、ドラマ前半から中盤にかけてのコメディミステリな趣もギャップがあって好きだ。当たり前だけどそれがあるからこその終盤。
渡部篤郎、中谷美紀、もう言葉では表せないな。ケイゾクにおけるこの2人は。当時、真山のモノマネめっちゃしてたなあ。「しばた〜〜〜〜あ!」とか。
脚本、セリフ、演出、劇伴、主題歌、映像、全てが奇跡的に同居してる作品。堤幸彦、この時は神と崇めてたなぁ。この時は…
劇伴のセンスは今見てもずば抜けてる。そして、主題歌とそのオープンニング映像も、不思議とノスタルジーで当時の感覚に舞い戻る。また、主題歌に行くタイミングが非常に巧いので、「はあ〜〜❤️」ってなる。