無人島×SFという意欲的なテーマをもって、ラストで大座礁してしまった残念作品の金字塔。あれだけの助走でよく失敗できたとさえ思える。
無人島モノが見たかったのに、意外な展開かと思ったのに、オチがただの人権侵害モノでげんなりしちゃった。
細かいタームの盛り上がりはよく、前半は要所要所が面白かった。殺陣も目が離せない。
ただ、もう何だったか覚えてないけど、あれ?プロット雑じゃない?と思い始めてからの違和感がやばい。さながら作中世界の謎を感じる主人公のように、この作品の「なんかなぁ」感が漂い始める。
ラストターム、そうなのねってなってから、いっこも共感ができない。猟奇やスリラーはいいけど胸糞悪いのは好きじゃないので、普通に署長が話長いだけの嫌な奴だった。
ps, ウィルソーンに継ぐ無人島モノ教えてください。
pps,
あれだ。最後は主人公自ら同じ苦しみを味あわせる勧善懲悪でも、心がすくほど共感できる法による裁きでも、神による審判でもなく、設定を組み合わせた結果オチが一番漂流してしまってるから。