くるぶし

シカゴタイプライターのくるぶしのレビュー・感想・評価

シカゴタイプライター(2017年製作のドラマ)
3.8
なぜかユ・アイン熱が高まっていて、出演作を漁っていたところ主演作を発見。
しかも「太陽を抱く月」「キルミー・ヒールミー」の脚本家ということで安心して見はじめました。んむー…前半まったく話が進まない。危うく3話で脱落しかけましたよ。
ただ、物語が5話あたりから動き出し、スロースターターではあったもののけっこう珍味的な味わいのする良作でした。

ベストセラー作家ハン・セジュ、彼の大ファンであるチョン・ソル、タイプライターに宿る幽霊ユ・ジノ。3人が現代の韓国と1930年代の朝鮮、二つの時代を行き来しながら展開するタイムトラベル・ラブストーリー。

前世の記憶を辿りながら小説を書きあげていくなかで明かされる事実。“思い出したことは共有する”という約束をしたものの、自分だけが知り得た情報を明かすことで、2人を傷つけやしないかとそれぞれが逡巡する姿がとても切ない。そして互いの思いに恋模様と友情が絡んでくる。
真実が解き明かされるラスト2話は止まらないぐらい熱中しました。
前半と後半で人格変わりすぎですが…いやー、色ボケしてる甘々なユ・アインもね、またいい!見せ場もたっぷり。そしてユ・ジノ役のコ・ギョンピョはかわいさ爆発…。
前半の滞りさえなければ人にすすめやすいのになぁ…。
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