YUN

秋の童話のYUNのレビュー・感想・評価

秋の童話(2000年製作のドラマ)
4.9
情愛中毒をみたら、同じく苦悩する男、でも純愛のスンホンに会いたくて再視聴。
冷静になれば文句言いたい場面色々だけど、だけどこの作品は色々は置いといて主人公たちになりきって堪能するのがいいんだと思う。

まず、子役たちが素晴らしいんです。ムングニョンも、オッパも、、シネもあーいう意地汚い子クラスにいたよなあってでもあそこまで酷くなかった、
ウンソ、実のお母さんの元へ行ったの偉かったよ….

子役時代と再会、恋人、闘病、ていう3段階で、気持ち確かめ駆け落ちしてでも離れて諦めてっていうところが行ったり来たりでしんどい。
ユミはもうちょっと早く決断できんかったものか。いやそりゃ、婚約しているのがソンスンホンだったらどこまでも縋りつきたいのはわかるけどね…友情レベルしかなくても目をつぶりたいのはわかるけど、明らかにバレる嘘までついて繋ぎ止めたいほどの一方的な愛に早く虚しくなって欲しかった。

子役のウンソとジュンソのシーン、マグカップでお別れをするシーン、オッパと気づいたウンソが砂浜でバックハグするシーン、小指が触れ合うシーン、ジュンソがウンソに愛を伝えるシーン、印象的なのがたくさんありますが、なんといっても最後のおんぶで海を歩くシーン。
わかった時のジュンソの表情、夕陽に照らされながら涙を流しながら明日を話しかけているジュンソのどこまでも端正な美しい顔。暗転する向こう側の2人の姿を探して目を凝らしました。

最期の選択は、1回目観た時はジュンソ約束守ってないやん….と思ったけど、今回は変わりました。
車は避けようと思えばできたかなというくらいやし、ウンソも汝の罪を許すと言っているし、ジュンソがあんなに綺麗に微笑んでいる。
唯一、2人を亡くすことになるオンマのことが心配でたまりません。

ウンソとジュンソが自転車で小さくなっていく、時折り重なったりする影を見送りながら、涙が止まらずでした。
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