ブレンダン

スキャンダル専門弁護士 QUEENのブレンダンのレビュー・感想・評価

スキャンダル専門弁護士 QUEEN(2019年製作のドラマ)
1.0
このドラマを観た人の頭には私がそうであるように「あの人はなんだったの?」とか「あの展開はおかしくない?」という疑問が多数残ると思います。それらの疑問は映画『女神の見えざる手』を見れば解決します。このドラマは『女神の見えざる手』を引き延ばしスケールダウンした上で時事ネタを絡めることで出来上がった作品です。最終回は丸ごとパクリです。訴えられたらどうするんだろうって心配になるぐらいです。でも『女神の見えざる手』はアメリカのお話だしそのままパクるっていうのは無理なんです。制度が違うんだから。そもそも『女神の見えざる手』はロビイストのお話です。日本ではロビイストが一般的ではないためか職業を弁護士に変えていますがこれが失敗でした。ロビイストが悪いことをするのと弁護士が悪いことするのでは意味が違うんです。盗聴とかハッキングとか一発アウトでしょ。
海外ドラマと似たドラマを作るのは別に悪いことではないしよくあることだけど、丸ごとパクって不要な部分を削ることもなくそのまま放送するっていうのは怠慢だと思います。
「裁判シーンの出てこない新しい弁護士ドラマ」と宣伝してましたが、多分ネタ元にそんなシーンがないため、脚本家に裁判を描く技量と時間がなかったと言わざるを得ません。
全編を通して、脚本は差別的で偏見に満ち、弱者やマイノリティを馬鹿にしています。修正不可能なぐらい酷いです。中途半端にコミカルなやり取りが観ている者の感情を逆なでします。
映像や衣装にはこだわりを感じましたしキレイだっただけに、もっと時間をかけて脚本を練り直し考証をしっかりしていれば全く別のスタイリッシュなドラマになってたかもと思うと残念です。