えむえすぷらす

サバイバー:宿命の大統領 シーズン3のえむえすぷらすのレビュー・感想・評価

5.0
選挙を経ずに指定生存者として大統領を継承したカークマン大統領、初の大統領選挙へ。ジェラルド・フォード大統領のジンクスを破るか?
(フォード大統領はニクソン政権のアグニュー副大統領の辞任に伴い議会承認によって副大統領となり、ニクソン大統領辞任に伴い大統領に就任。大統領選ではカーターに敗れたため大統領、副大統領として選挙に当選せずに終わった唯一の人物となっている)。

オピオイド鎮痛剤の不正処方問題、人種差別問題、LGBTQなど様々な問題を取り上げてみせた。
新たに登場したマース・ハーパー大統領首席補佐官(「ER」グリーン医師役のアンソニー・エドワーズ) は安全保障担当補佐官アーロン・ショアの師匠であり、アーロンが副大統領候補となった事で関係性が逆転したのはチェイニー副大統領とラムズフェルド国防長官の関係に似ている。

ストーリーは汚い政治との訣別を望むカークマン大統領が暗黒面の誘惑にどう接するのかという感じで進む。第1シーズン、第2シーズンの20話近い話数はNetflixのミニシリーズに多い10話となり無理のない展開になった。

第4シリーズ、あるとすれば中間選挙あたりがテーマになりそう。