Netflixで一気見。監督は沖田修一と白石和彌、その白石監督作や行定勲作品などで助監督を務めている是安祐。音楽の高田漣は高田渡の息子さん。脚本は民放ドラマを多数執筆している根本ノンジ。
カット割りで見せるというよりは長回しで長く芝居を見せており、それは荒川良々のワンカットのミュージカルシーンで完成形を見た感がある。人物同士のやり取りの中で明らかに役者自身が笑ってしまっているのをそのまま使っているライブ感も良く、出演者もかなり被っているということもあり久しぶりに『あまちゃん』見てた時の感じを思い出した。濱田岳はなんでこれほどにも巻き込まれ型独り言ボソボソ引きツッコミ上手いんだ……。
第10話の合コン相手の女の少々ステレオタイプな描写、および「セクハラする客には逆セクハラすればいい」というグァバさんの「女の処世術」だけは少し気にはなったが、濱田岳演じる咲田という人物の男性像というのは今の時代意外と悪くないのかもしれない。
