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犬神家の一族のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

犬神家の一族(2018年製作のドラマ)
3.8
昭和22年、那須湖畔の本宅にて一代で犬神財閥を築いた犬神佐兵衛が莫大な財産を残し、家族に見守られながら他界した。その遺産の配当や相続者を記した遺言状は、長女・松子(黒木瞳)の一人息子・佐清(賀来健人)が戦地から復員してから発表されることになっており、一族は佐清の帰りを待つことに。佐兵衛は生涯に渡って正妻を持たず、それぞれ母親の違う娘が3人、皆が婿養子をとり、さらにそれぞれに息子が1人ずついたが、対立し合っていた。
数カ月後、金田一耕助(加藤シゲアキ)は犬神家の本宅のある那須湖畔を訪れた。犬神家の顧問弁護士を務める古館の法律事務所に勤務する若林から、「犬神家で近々、血みどろの事件が起きるのでそれを防いでほしい」との手紙を受け取ったためであった。那須ホテルを宿泊拠点とした金田一は、湖畔から犬神家の豪邸を望んでいたところ、犬神家の養女である珠世(高梨臨)の乗っているボートが沈みかかっているのを目撃し助けようとするも自らも溺れる間に、犬神家の下男・猿蔵が珠世を救出する。ボートには細工がされており、珠世が何者かに狙われたのはこれで3度目。その後、金田一がホテルに戻ったところ、若林が何者かによって毒殺されていた。どうやら若林は犬神家の誰かに買収され、法律事務所の金庫に保管している佐兵衛の遺言状を盗み見た可能性が。古館の依頼で、金田一は犬神家の遺産相続に立ち会うこととなった。
そんな中、ビルマの戦地で顔に大怪我を負い、ゴムマスク姿で佐清が帰ってきた。佐兵衛の遺言状は古館によって金田一の立ち会いのもと公開されることになる。それは、連続殺人事件の始まりだった。
何度も映像化された横溝正史のミステリー小説のドラマ化。
加藤シゲアキの金田一耕輔や意思の強さを感じない珠世を演じた高梨臨はともかく、スケキヨと青沼静馬の2役を演じ分けた賀来健人や息子可愛さのため自らの手を血に染めた松子を演じた黒木瞳などのおかげで、かろうじて見るに耐えるものになったと思える。
これをやるなら、稲垣吾郎版金田一の続編をやって欲しかった惜しい作品。