水辺の君に

ハケン占い師アタルの水辺の君にのレビュー・感想・評価

ハケン占い師アタル(2019年製作のドラマ)
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遊川脚本らしい作品。
占い師アタルの目線を通じて、現代社会を生きる人々の悩みを抽出したかの様なそれぞれのキャラの問題を、一般的な倫理道徳的模範回答で解決していくという。
通しの軸はありつつ1話ずつ解決してく、今風な展開。この流れはベタなんですけど、ベタでありながらも普遍さを出すための仕組みとしての設定は上手いですよね。勿論、演者ありきの作風になってるので杉咲花が魅力的に映るし本人もちゃんと答えてるのがナイスなマリアージュ。周りもしっかり支えてて演者の力が発揮されてるのも遊川らしさ。
人は自分以外の人生を生きられないので(今の環境を嘆くこともあるけど)、今の自分の人生を生きるしかないっていう。自分を見失ったり他人と比較したり迷ったり悩んだり立ち止まったりするけど、その行為すらもその先の人生を考える上での深みや味にもなり得るわけで。そういうことも含めて自分を自分として生きることの大切さを伝えている作品。