まだ11話目で途中なんだけど、
恐らく俺の中ではハンドレッド史上No. 1seasonだと思ってる。
とにかくこのドラマの目的は生き残る事であり、人類の敵は人類。
いくつか種族が出て来るモノの、主人公グループの空の民は仲間割れを繰り返す。
初期リーダーで俺は一応まだ主人公だと思ってるクラークは今回控えめな登場回数。宇宙から送られて、グラウンダーと共闘するも裏切られ、それでも自分の手を汚し、罵られ、後悔の念に悩まされながらもマウンテン・マンから仲間を救ったクラークからしたらアルカディアでお前ら何してんだよ、権力争いしてる場合じゃねーだろって話。
まぁ、クラークは知らないからレクサとレズってるんだけどそんなレクサも1番の部下であるはずの魂の番人にクラークを狙った弾で殺されちゃうってなかなかの死に方を魅せてくれる。
空の民の大人たち(作品でも100人の子供はもう大人扱いだけど)は、揃いも揃って自己主張が激しいし引かないしで、思想がバラッバラ。
そこら辺の身内モメが核で住めなくなったはずの地球でも起こるってのが妙にリアルなんだけど。
本当に解決しなきゃいけない問題から目を背けて、自分の信念の邪魔をする者は排除したり、私利私欲の為に権力を使ったり、そんな現代への皮肉か?と考えてみたり。
いや、でも、今までの歴史だって勝者側の視点で伝えられ、教えられてるだけで批判されている敗者の方にも信念があってそれに基づいて行動しただけなんだろうなって。それが正しいのか間違ってたのかは置いておいてね。
根本的に、どの登場人物も仲間を大事にして、生き残る事を1番に考えているがお互いに考え方を譲歩しないからモメにモメる。結果、バンバン主要キャラが死ぬ。
この設定だと主要キャラはいくらでも登場させられるから話は膨らむし、同じキャラ同士でモメてても新鮮味が無いしね。
その主要キャラ達も、立場や考え方が意外にもコロコロ変わるから、基本的に絶対的な正義キャラと悪役が定められてないのが良いね。
結局、人類はどんな状態にあっても派閥や種族で区別をして、大義名分を掲げて自分の考え方に賛同しない奴らは殺すんだよな。正しい者が勝つのでは無く勝った者が正しいんだよ。
こんな感じで長文のレビューを書くのは久々。要は良いドラマ。