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THE 100/ハンドレッド <シックス・シーズン>のnnnのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

100のシックスシーズン。ついに第6シーズンまで鑑賞してしまった。ここまで来たらファイナルシーズンまで見るしかないという心づもりだ。
内容としては前回までを第一巻と定義していたので、ここから第二シーズンなのだと思うが、確かに従来までの地球と宇宙船を舞台にしてきたシリーズとは異なり、新しい惑星サンクタムが舞台となる。散策を始めるクラーク達であるが、安全だと思いきや当然そうでもなく、赤い日食で人々を凶暴に掻き立ててしまうという特殊な惑星であった。このシーズンならではの斬新さがあり、よりSFチックなストーリー展開であり、永遠の命を謡うラッセル達は非常に不気味で胡散臭く描かれていた。

ここまで中心人物(第5シーズンで大分壊れてしまっていたが)であったアビーとケインの二人が本シリーズで散ることになるのだが、その散り様も凄まじく、特にアビーはクラークとのお別れも言えない(何ならクラークがアビーを宇宙に消し飛ばすような恐ろしい演出)と悲壮感が強い。この2人がいなくなったことでいよいよ100も終わるのだと名残惜しい気持ちになった。ラッセル達との決戦は結構見ごたえがあり、クラークとジョセフィンの頭の中の戦いやマディの闇のコマンダーを打ち消す所、マーフィの裏切りからの味方(お約束)など、ハラハラさせる展開で楽しめた。マウントウェザーとの対比も描かれており、サンクタムを全滅させることはなかったが、それでもジョーダンからの、我々が来なければサンクタムは平和だった、という言葉は非常に重く、まさに100らしい何が正義なのかを問われる部分だったと思う。

なお、斬新なサンクタムの世界観の中で摩訶不思議な緑の炎が出てくるが、こちらは本章では解決せず、ファイナルシーズンの肝となる。
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