前シーズンまでの完璧さに比べると諸々詰め込みすぎてて少し無理から感もしたけれど、やはり面白いことに疑問はない。
前シーズンのクライマックスが大いに盛り上がり、謎は残しながらも区切りを感じたので少し間を開けたら、あっという間に一年が経っていた。
今シーズンは警察内部の汚職を調査するチームAC-12の危機、とりわけ指揮官ヘイスティングス警視がのっぴきならない状況に追い込まれる。「相棒」などでもそうだけど、警察幹部に聖人賢者などいない、というのがテンプレ。なので、この警視もまさかまさか、、、
シーズンゲストの俳優が演じる潜入捜査官が、犯罪組織とつながる黒幕警察幹部を暴くことに命をかけており、重要な役割を演じる。どのシーズンも意表をつく展開に驚かされるが、今シーズンはあれこれ展開が目白押しで毎回クリフハンガー(作劇手法の一つで、劇中で盛り上がる場面、例えば主人公の絶体絶命のシーンや新展開をみせる場面などを迎えた段階で結末を示さないまま物語を終了とすること)で終わる感じが濃い。
ただ、さすがにちょっと詰め込みすぎ感も覚えてしまった。伏線やらミスリード要素やらがてんこ盛りでいささか胃もたれしそうになった。最終回に回収されはするけれど、そのスッキリぶりにかえって出来すぎ感もあって、ちょっとだけ引いてしまった。
次のシーズン6でいよいよ黒幕の正体が明かされるだろうから、今回はその下地を作っているのだろうと思う。この勢いで次シーズンも観る。
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