これは。。。
私が子育て真っ最中にもし見てたら、もっと共感してしんどくなって、でも救われた思いになったことでしょう。
でも、子育て真っ最中にはドラマをゆっくり見る時間なんて、とてもなかった。
原作を読んだのは2017年の6月。もう7年も前か。
まだ息子が5歳、娘が2歳だったんだなあ。
なので今よりももっと切実な思いで読んだんだと思う。(再読してみよう!)
ドラマもすごくよく出来ていて、主人公の里紗子が裁判を通じて、自らの子育てを振り返り省みてしまう。。
子育てに正解なんてないから、誰もみんな不安だし、他の人の意見を聞いて気持ちが揺さぶられる。
母乳や三歳児神話、女には母性がある、男は子供のことなんかで仕事を休めない、うんぬんかんぬん・・・
私も色んな辛い思いをして、なんとかワンオペ育児をやり遂げて、今に至る。(よくがんばった、私!!)
一番頼りにしたくて、一番の味方であるはずの夫が協力してくれない場合。
協力してくれないどころか、やろうとすることに反対ばかりしてきたり。
うちの場合、忘れられないのが、子供がインフルエンザかなんかで長めに仕事を休まなければならず。
でも私はもうどうしても休めない日があって。夫に頼んでも「無理」の一言。
仕方ないからお金でベビーシッターを頼もう!って色々調べてたら、夫が「知らない人を家に上げるのはなんかやだ」って。
今なら「は!?自分が休みもしないくせに文句言うな!」って一蹴しただろうけど、当時の私は夫の言うことに従ってたんだよね。
これがこのドラマでも描かれている、母親が色んな周りの「正しさ」に縛られて苦しめられている所以。
一緒に裁判員をしている同世代の男女、裁判官の女性も同世代で。
彼らもそれぞれ子育てや夫婦間の悩みで苦しんでいる。
子供が出来なくても悩み、子供が生まれて専業主婦でも大変、働きながらの育児もすごく大変、家に居場所がなくて不倫している男性の悩み。
(最後の不倫のやつは、文字だけ見れば「はぁ!?」なんだけど、これはこれで納得の要素があった)
あーーしんどかった。でも見てよかった。
しかしあの子役の子、演技うますぎやしませんか?