いよら

リターン -真相-のいよらのレビュー・感想・評価

リターン -真相-(2018年製作のドラマ)
3.5
主役コ・ヒョンジョンの途中降板が話題になったドラマです。サムネはコ・ヒョンジョンなのに、キャスト表にも載ってないという…。交代することになったパク・ジニは、頑張ってたなぁという感じです。ただ途中の交代なので、同一人物には全く見えず、(何か設定を変更をするわけでもなく、ドラマの中の登場人物は今までと同じ人として接しているので、見ているこっちが置いていかれてしまいます)脳内で同一人物に変換するのがすごく大変でした。コ・ヒョンジョンのオーラもすごいですからね。


物語としては復讐ものになります。
途中まで主人公の目的は全くわからないので、ドキドキハラハラします。そしてだんだんと過去が明かされていく展開。重いです。
主人公のチェ・ジャへのしたことは決して正しいことではないですけど、そうすることしかできなかったんだろうな、っていうのは理解できました。

それにしても、御曹司4人の外道さには呆れます。あらゆる選択がある中で悪いものを選んでいるとしか思えなかったです。上流階級の人たちはたとえ罪を犯してもそれが罪にはならない、罪なのは貧しいから、という考え方。なにをやっても赦されると思っている。

シンソンロクが相変わらず悪役。これはサイコパスというよりは権力を振りかざす、悪人。罪を隠すために罪を重ねてもなんとも思わないような嫌な人物です。すごく憎たらしい。でもハマってるんですよ。流石です。
パクギウンが演じる役は常識人な雰囲気なんですけど、ある意味一番タチが悪い。積極的に行動していないだけで、自分の保身しか考えてない最低な人物でした。
その中ではギリギリまともなのがユンジョンフンが演じるジュニ。でも他の3人のせいで基準がぶっ壊れです。

悪役対悪役みたいな構成。その中ではイジヌクはいいヤツでしたね。またしても刑事役。御曹司たちと対極のキャラで良きです。
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