Hisayo

またの名をグレイス シーズン1のHisayoのレビュー・感想・評価

4.7
ミステリー要素もあり、余韻が残って考えさせられる系で、かなり好きです。

Netflixドラマ、リミテッドシリーズ。

カナダの小説家、マーガレット・アトウッドによる同名小説が原作であり、原作は実在した事件を脚色している。

現代の作家(と言っても大御所ですが)による時代小説。
ざっくり100年ほど前

アイルランドからカナダへ移住し、家政婦として働く女性に殺人の容疑がかけられ、収監される。

グレイスは本当に罪を犯したのか再鑑定のため、精神科医との面談とその回想シーンから成っていて、いわゆる「藪の中」方式でミステリアスに進行していくので、非常に面白かったです。

また同時に〝女性”という部分にも言及されており、深くて興味深いドラマでした。








****ネタバレ****
・結局、ジェイムズの供述通りなのかグレイスが真実を話しているのか、催眠術はジェレマイアと共謀していたのか、多くの謎を残したままなのですが、観賞後、グレイスがどちら側の人間なのかを問い続ける事で余韻が残るお話の締め方だったと思います。

・リンゴの皮占いで頭文字Jの人と結婚するって、出てくる男性みんなJやねん。
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