ゆゆゆ

セックス・エデュケーション シーズン3のゆゆゆのレビュー・感想・評価

4.8
改めて、最高に面白いドラマだった。
義務教育の過程に組み込んで欲しい。
10代の若者にこそ観てほしい。

終盤、執拗なまでにみな「話をしよう」という。傷つけたり傷ついたりする可能性があっても、ひたすら対話をしようとする。
人に会って、面と向かって、愚直なまでに言葉で向き合おうとする。

性をストーリーの主軸としているようで、S3は特に対話の重要性を説かれている気がする。たしかにセクシャリティや地位や立場や嗜好が違えど、結果理解しあえなくとも、対話しなきゃ何もスタートしないんだよね。友人とも恋人とも親とも。

何もかも素晴らしくて愛おしくて切なくて、何から語ったらいいかわからない。
エイミーとメイヴの友情も素晴らしいし、オーティスとエリックの友情も素晴らしいし、ちょっとずつ成長して素直になっていくアダムがいじらしいし、あんなに強強ギャルでオーティスを手下みたいに扱ってたルビーがなんだかんだほだされて素直になってちゃうのが愛らしくて切ないし、男らしさの呪いに気付いてゆっくりと自身に向き合ってくグロフは応援したくなるし…。サラダのシーンは悔しい気持ちになると同時に、よう言った!!と涙出た。

エイミーの「お互いのママになろう」って提案もなんてチャーミングで優しいんだろう。メイヴは賢くて美人でしっかりしているように見えるけど、反面気難しくてめんどくさくて17歳の子供でもあるって、一番近くにいるエイミーがちゃんとわかってくれてる安心感。

見どころとキャラの魅力が渋滞していて語り尽くせない。
S4楽しみです。
ゆゆゆ

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