nanase

セックス・エデュケーション シーズン2のnanaseのレビュー・感想・評価

4.7
恋愛面ももちろんのことながら、
友情面でも深く深く、心に残る。

ガッツリな描写が何度もあるので、
背後注意だし音量注意、観る場所を選ぶ作品ではあります。
が、とにかく心情描写が良い。

登場人物たちは本当にいろんな悩みを抱えています。恋人との関係も、家庭環境も、スクールカーストの立場もさまざまだけれど、みんな何かしら不安と孤独を抱えている。どんな人でも悩みがあるんだ、ということを改めてひしひしと感じました。

それぞれの悩みがとてももどかしい……!
一つ解決したと思ったら別の問題がまた一つ、ティーンの悩みは尽きません。
スッキリ全て解決!とはならないけれど、そこがまたリアリティがあってなんだか逆に納得してしまいます。

恋愛に関しては、sex educationと題されるくらいしっかり言及されています。
もちろんそこも良いですが、さらに私は、友情に関しても推していきたい!
主人公のオーティスとエリック、メイヴとエイミー。この2ペアの友情の描き方が本当に大好きです。

ゲイを公言するエリックに対して、幼い頃から変わらず接するオーティス。彼のゲイとしての生き方を「特別」に思わず唯一無二の親友として悩みをぶつけ合う姿はまさに理想です。
エイミーは本当に素敵な子。学校で浮きがちなメイヴの心の支えであることはシーズン1でしっかり見て取れますし、シーズン
2でエイミーのために行動するメイヴはとてもかっこいい。
友情の面から観ても、この作品は本当に素敵だなとしみじみと思います。
シーズン1と2はぜひセットで観てほしい。

メイヴとオーティスはどうなるんでしょうか……愛すべきティーンたち。みんなが幸せになる道を望まずにはいられません…!
シーズン3が待ちきれない!
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