Pinkman

ボーイフレンドのPinkmanのネタバレレビュー・内容・結末

ボーイフレンド(2018年製作のドラマ)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

太陽は自分で光を出して輝いている。でも月は自らの光で輝けるわけじゃない。月は太陽の光を反射して輝いている。地球から見た月の形は毎日少しずつ変化している。太陽の光が当たる部分が少ないと影の部分が大きくなって月が欠けてみえる。太陽の光がなければ月は明るく輝くことができない。

朝、目が覚めると
“今日もキム・ジニョクはいるかな”
“夢じゃないわよね”
そうやって確かめては安心し、また怖くなる
あなたが消えそうで

ハバナで見た夢の続きを見ていた。タワーマンション住まいのお姫様に地上一階からラブコールを送る王子様。太陽のように明るいジニョクの笑顔と、彼の優しさとぬくもりが氷のように冷たくなったスヒョンの心をあたためた。お金も権力も持たない青年は愛だけなら誰にも負けなかった。ジニョクとは対照的に両親から十分な愛情を与えられずに育ったウソクは愛し方を知らなかった。スヒョンへの愛は本物でも愛し方が間違っていた。

青空に輝く太陽は暖かく、夜闇に輝く月は美しく。映画のワンシーンのような美しい映像と甘い台詞の数々に魅了された。こうなったらいいのになと思ったことが現実になる。恋人の願い事を全部叶えるストーリー。

物語の序盤はあまりハマれなかったけど、第4話のラストシーンからハマった。ハバナでの出来事を思い出させる「お金ならあります」発言と初めて会ったときと変わらないジニョクの笑顔にやられた。ロマンチストなだけあってジニョクの言動はいつもストレートでとにかくロマンチック!確信と自信からくる迷いのない行動に何度も驚かされてトキめいた。男はロマンチストで女は現実的。男は女の一言で夢から目覚める。でも本当は女も現実を気にしなくていいなら夢を見続けていたいのかもしれない。ラストシーンを飾ったのは二人の物語の最初の1ページだった。

主演の二人が素晴らしかった。ソン・ヘギョはひたすら美しく、パク・ボゴムは魅力全開だった!何度もボゴムの笑顔に癒された。疲れてたりすると心に沁みた。キスシーンで耳が真っ赤になってるのもかわいかった。芝居も歌も上手で才能を感じた。大好きな作品です。冬に見るのにピッタリなドラマでした❄


ポーズを取るジニョクの写真を撮るシーン、海の業の再会シーン、初めてのテレビ電話、車のキス、“カレシはいますか”、大声で叫んで注意されたあとのジニョクのシッ!、“今日もキム・ジニョクはいるかな”、スマホで歌うシーン、“君だけが知らない君がいる”、“君を僕に連れてきた靴だ”・・・他にも好きなシーンや台詞が多すぎる!!
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