時代にそぐわない狡猾な番組が現存しているのはそれでも未だに視聴している視聴者がいるから。今はその過渡期でしょう。強力な発信力は活かしつつ、リアルタイム型な番組作りをしていたり、マネタイズの場所をずらした番組は増えています。
演出も音楽も安っぽくB級ドラマではあるんですが、扱っているテーマは興味深いものでした。お金に群がる蠅のゲスさも描きつつ、度を超えたコウシロウのようなカスは実際いるんですよね。女性を強く描いてほしかった気もします。まぁ何が面白いって本作が地上波に流れていたことですよね。
結局のところ、藤原竜也と香川照之の『カイジ』コンビは作品を際立たせます。