daiyuuki

三匹のおっさんスペシャルのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

三匹のおっさんスペシャル(2018年製作のドラマ)
4.5
重雄ことシゲ(泉谷しげる)は商店街の福引で「日光の旅」を当て、清一ことキヨ(北大路欣也)と則夫ことノリ(志賀廣太郎)も家族を伴って同行する。日光江戸村を訪れた3人は、スター女優の花沢ゆかり(檀れい)が出演する映画ロケを見学中、泥棒がゆかりのバッグを盗む現場を目撃。犯人を追いつめて、警備員に知らせる。お手柄の3人はゆかりに感謝され、旅館で酒肴の接待を受ける。地元に帰った3人は、映画が観たくなり、少年時代に通った町はずれの映画館「ひかり座」を訪れる。そこでは館主の吉田善光(伊東四朗)が昔と変わらずに映写機を回し続けていた。3人は善光が地上げ屋の黒木嘉津司(木下ほうか)からひかり座を売るよう嫌がらせを受けていることを知る。そこに、何と突然ゆかりが現れて…。さらに長年音信不通だった善光の長男、光一(西村和彦)も登場。映画館の存続を巡る騒動に巻き込まれていく「三匹のおっさん」。思い出の映画館を悪の手から守る!
有川浩の小説を元にしたドラマの2018年お正月スペシャル。
今回は、子供たちが巣立ったキヨたちの子離れそして新しい世代の成長に負けまいと頑張る奮闘を軸に、馴染みの映画館を地上げしようとするヤクザとのバトルが描かれる。
ノリの娘が社会人になり研修で忙しくなりノリが寂しくなったり、シゲの息子が売り上げをシゲより伸ばしたり、寂しい思いをするおっさんの悩み。馴染みの映画館を守ることで、「古くても大事なものがある」という心意気を見せるキヨたちおっさんがカッコいい。
そしておっさんの大事なものを受け継ぐ三匹のおっさんに憧れる子供たちや光一の心意気も、カッコいい。クライマックスで三匹のおっさんがヤクザを大事するアクションは、やはり痛快。ベタだけど痛快な人情アクションコメディドラマ。
daiyuuki

daiyuuki