猿山リム

自転車少年記の猿山リムのレビュー・感想・評価

自転車少年記(2006年製作のドラマ)
2.5
 国土交通省によると五月は自転車月間らしいので自転車作品を鑑賞しようと手にした一本。
 映画枠で映画として鑑賞したけれど、テレビのスペシャルドラマだったようだ。

 子供の頃から自転車で張り合い、自転車で頑張ってきた幼馴染の物語。
 何をやってもかなわない同世代の少年の背中を追いかけて過ごし、自転車競技にのめり込むも、追っていた背中は自転車から離れてゆく。

 原作はネット小説系作品らしいが未読。
 青春作品であり、青春らしい演出がそこここに散りばめられている。
 原作の長さがどのぐらいかわからないが、ドラマの尺に合わせるためにか、よくわからない行動でお茶を濁した印象。
 スッキリさせられる結末はいくらでもあっただろうに、様々な伏線を回収しないままあやふやに・・・。
 もちろん、こういうラストが好きな層はたくさんいるだろうし、ジャニーズ系演者のファンの心に刺さるのはこちらの結末の方なんだろう。

 もとがドラマなだけあり、特典は番宣番組を収録。
 +完成披露会見も。
 オーディオコメンタリー的なものは見当たらず。
猿山リム

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