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ブラック・ミラー バンダースナッチのnaokiのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

視聴者が物語の進行を選択していく、というのはストーリー重視のゲームとかでも沢山あるけど、更にその選択を登場人物が感じ取るような描写が入ってくるストーリー構成になっていて、全く新しいエンターテイメント体験だったなあ。

主人公は過去に意思決定によって母を失い、精神的にダメージを負っているゲームクリエイター。自主制作のゲームを会社に売り込みにいくところから物語が始まる。

最初にコーンフレークを選ばせるというチュートリアルを用意しているのは流石。

また、バッドエンドになって戻ると、同じシーンだけど微妙に演出が異なっているシーンがあるのはすごいね。意思決定がパラレルワールドにも影響するということらしい。

エンディングのパターンは10種類くらいあったかな?全部試せたかわからないけど。基本的にゲームを評価する番組で、バンダースナッチの評価がどう下されるかという指標で、エンディングの質を伝えてくる辺りはお洒落でわかりやすい。

先輩クリエイターのコリンの家で、クスリをやりながら語り合うシーンがあるのだけど、ここも演出だったり台詞回しだったりが上手くて面白かったなあ。みんなここで一回は死ぬよね。

コリンの家の建物とか、会社のビルとか、外装も内装もめちゃくちゃセンスが良くて、時計じかけのオレンジのような印象を受けた。この辺は見ていて楽しいところ。

選択肢にNetflixのロゴが出てきて、Netflixの説明をしていくところから、アクションシーンに繋がるところなんかは、遊び心があってすごく良かった。

選択しているようで、実は選択させられている、というセリフは、実は視聴者に向けられているような言葉であって、感心した。三重のメタ構造とは、流石ブラックミラーという感じ。

微妙な点としては、
・早送りできないから10秒スキップでちまちま飛ばすしかない
・ある程度遊んだら、トゥルーエンドの見方とか、ガイドを明示して欲しいけどそれがない
というところかな。

結構遊んだ方だと思うけど、網羅できたかわからない。絶対ガイドあったらいいと思う。てかもうゲームなのかドラマなのか、その境界がぼやけまくるなあ。おもしろい。