日本初の女性総理候補を謎のテロリストが狙っているという情報が入る。CTUの捜査官の獅堂は特命を受けて捜査を開始するが、身内に裏切り者がいるらしい。折しも、娘が深夜出かけたなり帰ってこないと妻から連絡が入る。テロリスト対策、裏切り者の存在、娘の行方、獅堂は３つの難問をどう解決するか…というお話。
10年前のアメリカ大ヒットテレビシリーズを唐沢寿明、仲間由紀恵、栗山千明ら、テレビドラマでお馴染みの面子を揃えて安くリメイク。よくもまあ、こんなにスケールダウンができたもんだと感心。話の筋をほぼ忠実にトレースしているので、なおさら違和感が際立つ。ジャック・バウアーはオリジナルでは40代そこそこだったと思うが、57歳の唐沢寿明が同じ役で奮闘している。日本のエンタメ界の凋落ぶりが透けて見える。どうせなら江戸に舞台を移して時代劇仕立てにでもすれば良かったのではないかと思う。
