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わたし、定時で帰ります。のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

わたし、定時で帰ります。(2019年製作のドラマ)
4.8
主人公・東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由がなければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社し、行きつけの中華料理屋でビールを楽しむという生活を送っている。だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、産休明けのワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そして悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)。彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか-----?
仕事人間の父親や元カレを反面教師に定時で仕事をしっかり終えて帰る結衣、産休明けのワーキングマザー八重、仕事人間の三谷など、自身のノルマは達成出来ても納期が迫っていると残業せざるを得なかったり、産休明けのワーキングマザーは勤務先に負担を掛けられない遠慮から子供のことで休めないなど、それぞれが向き合う問題を通して浮かんでくる「仕事とプライベートや家庭のバランスを何故上手くいかないのか?」などがリアルで共感出来るし、視聴者も「仕事とは何か?」「あなたにとって大切なものは何ですか?」と考えたくなるワーキングヒューマンドラマ。
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