ふたりの淡々とした日常と日々の食事を見ていて毎回癒される。
その理由はなんだろうって、ふと、ああしろさんは自分と似ているのかもしれないと思った。
将来に対して抱えてる不安とか、親の期待に十分応えられていない罪悪感とか、世間の評価に縛られてる窮屈さとか、そういう優等生でいたいところが。性別も違うし、好きになる性別は同じだけど、それ以外で同じだなあと思うところがあると気がついて尚更しろさんが好きになった。
ちょっと生きづらいこの世界の同じ時代を生きているんだなあって思う。そういう誰かの日常の幸せがちゃんと守られて欲しい、ちゃんと働いて稼いでゴミも出してご近所づきあいもして、そういう一市民として生きてくことに違いはないのだから。ふたりがともに歳をとっていく様子をまだまだ見ていたいと思った。そういう幸せのかたちもあることを教えてもらえた、優しい物語。LGBTが市民権を得ている海外でも放送されると良いな。ワタルは文句言ってたけど、私はふたりの部屋のインテリアは無駄なく機能的でカッコいいと思ったけどなぁ。
これはもっと続きを見たい、映画化とかもして欲しいドラマ。
