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死の賛美のなのレビュー・感想・評価

死の賛美(2018年製作のドラマ)
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韓国独特の色味というか、ちょっと影のある感じの雰囲気が印象的だった。1話がだいたい1時間でそれが3話分あるんやけど、一気に観れた。3時間ある映画よりもサクサク観れた気がする。

主人公たちの、八方塞がり感が歯痒かった。話の最後に実際書かれた詩とかの一文が載るんやけど、そこでもっと心がやられる。色んな方向から切なさが流れ込んできて、切ない感情が止まらなかった。これ、実話を基にされていて、韓国では割と有名らしい。これもまた切ない。

なんか、「死」に対する新しい見方に出会えた気がする。理解できる・できない関係なく、新しい考え方が見つかった感じ。「恋人と心中する」という感覚が分かんなかったけど、これを観てちょっと分かった。

時代が時代やから、日本人がしてきたことがダイレクトに伝わってきて、勝手に辛くなった。でも、ちゃんと優しい日本人が出てきたりして、「日本人=悪い」っていう演出ではなかったかな。

イ・ジョンソク目当てに観たけど、シン・ヘソンの綺麗さに圧倒された。あと、彼はノーギャラでこれに出演したらしい。すごい。
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