大好きなイジョンソクが出演しているにもかかわらず、「暗そうなタイトル」「日本統治時代の設定」というのが引っかかり、なかなか手をつける気になれなかった作品。
これが、思っていたよりも良かった。といっても暗いのは確かだから、みんなにおすすめ!とも言いがたいところですが…
劇作家のウジン(イジョンソク)とソプラノ歌手シムドク(シンヘソンちゃん)のラブストーリーは、実話をもとにつくられているそう。「好きな人と結ばれて幸せになる」と考えることすら許されないようなこの時代の生きにくさが、痛いほど伝わってきました。
日本統治時代の設定ということで、反日の内容を含んでいるかも?と心配していた点については、あまり不快な思いをせずに済みました。
中にはひどい憲兵警察も登場してきますが、親切な日本人も出てくるし、ウジンとシムドクに影響を与えた日本人作家として有島武郎の名前が出てきたり。日本に対するリスペクトのようなものが少し感じられたところには好感がもてた。
1920年代ならではの空気感も良かった。イジョンソクは何を着てもサマになっててかっこいいし、シンヘソンちゃんもこの時代のレトロなファッションやヘアスタイルがとっても似合ってて可愛いかった♡
映像もきれいで、全3話とコンパクトなので、映画を観ているような感覚で見れました。