Huluでの"扉の向こう"をようやく最終話まで鑑賞。黒島の"ソシオパス(別称:サイコパス)"発覚以降のドラッギーな感じは、脚本的にもかなり攻めてて良かった。ほほ放送倫理ギリギリじゃないか。とくに黒島が脳内で生じる"妄想と現実"が、繰り返し多用されるシーンは彼女の葛藤をまざまざと映し出している。また過去軸でのゆいいつ心を許した家庭教師とのエピソードで、黒島がああなる前に瀬戸際で食い止めれなかったのか感はかなり募ったが、人格が崩壊以降の"普通"を取り戻す様も狂気がただただある。"笑顔の強要"もそこに帰結。最後の総一くんへの意味深な手紙はシーズン2に向けたやはり布石だろうか。。本編の最終話は駆け足過ぎて微妙だったが、本編の地上波版と扉の向こうの両方で完結する。近年稀に見る不穏満載の良質ミステリードラマだった。
※シーズン2は田中圭演じる主人公の妻を殺害され復讐に燃えるサイコマーダー化を地続きで心から熱望したい。
