流之助

パーフェクトワールドの流之助のネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトワールド(2019年製作のドラマ)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

最終回まで見終わる。なかなか精神的にくるシーン(親子対立とか)あったけど何とか。見た感想としては丁寧に描いた作品だな、ということ。元々原作漫画の方を少しだけ読んでいたので出会いから最初の付き合いまでは知っていたけれど、変に感動や美化を煽りすぎない描き方がよいと思って読んでいたので、その空気感が損なわれずに作っていて、話数に合わせた設定変更もめちゃめちゃにならないようにつくられているなと感じた。松坂桃李は特撮ヒーロー役でデビューしたこともあるけれど体を使って表現する役者さん。彼が目や表情を使ってリアルを追求しながら演じている姿はかっこよかったし、周りの親や上司を演じた俳優さんたちの演技も光っていた。ただ、どうしても涙涙でバタ臭くなってしまう感じはあったし、少し山本美月の泣き演技がくどく感じた。ファッションやメイクが毎回可愛くて目の保養になりまくったけど…。恋敵役とかもっと嫌な奴が出てきても良さそうだったけどそこまでは尺が足りないよね。地上波ドラマで話数が限られ原作が続いている作品。しかも障害を主軸に人間関係を描いていくのは難しいのかも。うまくまとまっていてサプライズは少なめ、しかし丁寧に描かれた佳作。
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