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リーガル・ハイのwhochanmisakiのレビュー・感想・評価

リーガル・ハイ(2019年製作のドラマ)
4.5
8月21日視聴開始、AmazonPrimeにて全32話。
オリジナル(特に2012年の第1期と2013年SP)が日本のドラマで1番めか2番めに好き(脚本、俳優、音楽、演出…etc.奇跡の融合)なので、韓国版も気になっていて、アマプラで見られるようになったので「完璧な妻」を打ち切って移動。
主役の二人は初めてですが、好印象。特にジェイン役のソ・ウンス、蜆みたいな小さくて可愛い目の子(古くは八千草薫さん、少年時代憧れた秋吉久美子さん、田中裕子さん、伊藤蘭ちゃん、今なら黒木華さん)に弱いわたしにはドンピシャ。キカタンの田畑百子が女子校生役のときにそっくり、飯豊まりえの雰囲気も感じる。173cmと長身なのに可愛い。黛真知子よりも顔は好きかも。ガッキーごめんなさい。ただ、ポスターがヒドい。なんでこんな変顔?見る気が失せるじゃあないか。
コ・テリムは古美門研介もとい堺雅人さんに似せすぎて惜しい、六本木クラスの竹内涼真みたいに本家と比べられて損してる。
B&G法律事務所のミン室長が板谷由夏さんみたいで、綺麗で知的でカッコいい。沢地君江(小池栄子さん)に相当するのかな。(と思っていたら、最終裁判の鍵を握っていたとは)
ジェインがとにかく可愛い。ピヨピヨからのシャドーボクシングパンチ。
4話でB&G法律事務所にスカウトされたカン・ギソクがうざい、せっかく心地よく浸っていたドラマ世界を壊された。女子にモテモテ設定みたいだけど全然カッコよくないし。日本版でも2期から加わった羽生晴樹たちが残念だったけど、同じ失敗を真似るとは。(あくまでわたしの感想です)
ジェインがひたすら可愛い。お茶目で愛嬌たっぷり。6話の酔っ払ってギソクの車の中での犬のマネ、爆笑、狼のフリをする子犬、サイコウ。中の人ソ・ウンスもジェインのメイクと表情(蜆目におちょぼ口)を普段からすればよいのに。目を見開いて口角を上げたモデル笑顔の画像が多くてもったいない。
ギソク、優しくてシャイなとこもあって、馴染めてきたぞ。うざがったことを謝ります。
ジェインの恩師ソン教授・元判事が宮崎美子さんの雰囲気・演技で良い。(とすっかり良い人と思い込んでいたら・・・)
B&Gパン代表は合ってないかも、俳優は嫌いじゃないけど。生瀬勝久さんがいかに適役だったか。
いつも叱られる義弟ユン・サング弁護士は適役、中の人チョン・サンフンの場面を支配する力量がすごい。「今日から愛してる」でも端役だったけど上手すぎて浮いてた。(と単なる笑かし係かと思っていたら実は・・・)
オリジナル版の田口淳之介があまりに適役だった情報屋役のチャン・ユサン、このドラマではガッカリだったが、「君を守りたい~SAVE ME~」でサンミ(ソ・イェジ)の双子の兄でいじめで自殺したサンジンだったと知って驚いた。あのときの演技は胸が締めつけられた。

しょんぼりしているジェインに胸がキュンとする。嗚呼、ジェインに恋してしまったみたい。
B&Gのミン室長、ますます気になるイイ女。綺麗で人懐っこくて、ふと見せる弱さがエロい。
自爆魂のアンドロメダ・ソフィア、素顔まで荒川ボニータ(福田沙紀)と似ているのがすごい。ジャンゴ・アントニオの中の人は「たった一人のわたしの味方」でチェ・スジョンを慕う元ヤクザ?、はにかんだ顔と声と喋り方が好き。もっと見たかった。秋元康を彷彿させる著作権訴訟被告ジェームズ・パクってJ.Y. Parkから?なんか憎めないおじさん。

ドラマはリーガルコメディとして満足。複数の事件・案件を並行させる重層構成なのでドラマに厚み・深みが増している。途中までオリジナル版と同じくらい楽しめていた。が、中盤、ケテが検事と判事のお偉方に啖呵を切ってわくわくしかけたのに、わたしの理解力不足もあるけど消化不良の感。シリアス要素が強くなってきた。コメディに徹してくれたほうが好みなのに。

天才子役からの親権停止依頼の案件はオリジナル版よりも楽しめた。子役が印象的。

25話まで来た。弁護士から検察官になったカン・ギソク、うーん、やっぱりこのドラマには不要、ジャマな登場人物。
店長殺人事件や横領事件やユラの死亡事件の真相はまだ解明されていないままでモヤる。
世紀の悪女ユン・ドヒ裁判は面白い場面もあったが、わかりにくいところやご都合主義の強引な展開に置いてきぼり感のところも。結末もスッキリしなくて、5話も費やすのはもったいない。オリジナル版もあまり惹かれない話だったが。
28話の付録NG集でほっこりした、皆んな楽しそう。会長のクソ息子の掌にドアノブがくっ付いていた事情がわかって爆笑、ユン・サング弁護士ナイス!

ラスト4話、いよいよハンガングループとの対決。オリジナル版が良すぎた。が、こちらも、化学工場の公害訴訟を店長殺人事件の真犯人と絡めて、興味深い話に。ただ、30話、31話で展開が唐突で慌ただしすぎて総集編を見ているような箇所があったのが残念。各場面をもっとじっくり描けば没入できたのに。アン・ネサン(ジェインの父親役)がドラマに滋味を与えてくれた。最終回とても満足(3回も見てしまった)。2つの裁判を同時刻に実施、連携させる趣向は見事。ジェインとユン・サング(好き)、ケテとミン・ジュギョン(ほんとイカしてる)の4人の弁護士が横一列に並んでから左右に分かれてそれぞれの裁判に向かうシーンがカッコよくて、繰り返し見た。店長殺人事件の法廷で傍聴席にいた会長のクズ息子が真犯人だと身代わりの被告人が証言し溜飲が下がった。そして公害訴訟裁判、クライマックスの衝撃的な内容のICレコーダー再生からケテの弁論、感動、痛快。願わくば、ハンガングループと会長のクズ息子(殺人、殺人教唆、株価操作)が社会的制裁を受ける場面も見たかった。裁判を終えて肩をぶつけ合いながら出ていくケテとジェイン、最高に楽しいシーン、ソ・ウンスのクネクネするお尻ばかり見ていた。
エピローグ(ただ一人成長の見られないカン・ギソクとはいったい何だったんだろう)で笑かしてもらって、エンディングのメイキング画像で名残を惜しみつつ8月29日視聴完了。

ピヤピヤから成長して自分の弁護士事務所を開設したジェインの中の人ソ・ウンスの「トップマネジメント」に行きます。
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