中産階級ぶたくんを舐めるな

THE FLASH/フラッシュ<フィフス・シーズン>の中産階級ぶたくんを舐めるなのレビュー・感想・評価

4.3
【王道のシーズン1。世界観を広げたシーズン2。ヒーロー、バリーアレンを完結させたシーズン3。陽性の雰囲気をとりもどしたシーズン4。伏線回収の準備期間でマッチポンプなシーズン5。】

結論から申しますと、シーズン4のほうが面白かったです。というのも、前シーズンから「ラスボスとの攻防戦の矢印向き」が徐々に変わってしまったから。3シーズンまでは二手三手先を行くスピードスターの作戦に受動的に立ち向かっていました。3シーズンラストでヒーローとして一区切りがつき(これはアローと同じ構造)4シーズン以降は、まず「敵を用意するための舞台」を作ってからチームフラッシュ側が能動的に敵をハント(狩り)する構造に転換せざるを得なくなっていきました。事件が起きて、回ごとのゲストヴィランを対峙する一話完結型のドラマが個人的に好き。というのもあるんですが、連続ドラマで話がクロスオーバー回を経ても、折り返しの十三話を経てもずーーっとメインヴィラン「シカーダ」を倒すための事前準備、作戦の段取りを繰り返すので、トライ&エラーのカタルシスに欠ける展開だったなぁと思いました。また3シーズン以降減ってはきたんですが、相変わらず「みんなで作戦会議→ひとりが口ごもりながら別室へ移動→『私に任せて』と言い、もうひとりが後を追う→悩み相談シーン→事件解決とともに悩み解消」という定型というかアローバースのドラマによくある「演出の癖」がこれでもかと繰り返されるので見慣れているこっちからすると、安心と飽きを同時に感じる複雑な心境の今日この頃。。。

あと今シーズンでは重要回が二つありました。
まず通算100話回。エンドゲームやん。というツッコミには「いやいや、こっちのが先だから。」とどや顔で返せるくらいにミニマムかつ、これまでの変遷(おもにタイムパラドクスの理屈)をたどる傑作回でした。ラストにもつながってくる重要回ですしアロー100話より良かったような気がします。
もうひとつがXSことノラのORIGINが明らかになる18話。この回はゴッドスピードがヴィランでパイロット回と対応するような作りだったりチームアロー二期生カーティスの娘?と思しき人物がセントラルシティの警部だったり、するんですが、監督がダニエル・パナベイカー。イェーイ!!サイコーーー!!!!!!!ケイトリンが監督デビューですよ!去年のコミコンではその話ばかりふられてかわいそうでしたが、良かったですよ...ってお前Danielle Panabaker(通称ダニパン)のこと大好きだから誉めてるだけだろ!というツッコミに対してはこう言いたいですね。

そうだよ!!!(マッチポンプ)

他にもメタヒューマンの人権問題やら、セシルの能力の使い道とか、ジョー役のジェシーLマーティンが体調悪そうで心配だったとか、やっぱ新スーツだせぇ(顎当てがないのと胴体周りに金の装飾がないせいでのっぺりして見える)とか、シスコの出番減りそうで夜も眠れないとか、今年のクロスオーバーとんでもなくやべぇ!ついにあれ来るのか!とか、毎日アローバースについて考え、否定意見も考えたりするんですが、基本3000回以上愛しているフランチャイズなんでね。バットウーマンも可能な限り擁護していきますよ。