ゆうそら

カインとアベルのゆうそらのレビュー・感想・評価

カインとアベル(2009年製作のドラマ)
5.0
これぞ韓ドラっていう設定、全キャストの演技力と、中国でのロケもとても見応えありました。

なんと言ってもソ・ジソプ!『ミヤネ サラン』から5年後の作品。母の愛を受けることができず、兄からも恨まれそれでも家族として愛されたい愛したいその複雑で悲壮な心情の世界を孤独な眼差しと表情で演じていく…o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅

チョインに津波のように押し寄せる惨劇の中、チョインを命懸けでで支えるヨンジに泣かせられ何度も癒されました。
私も『ヨンジはクセになる』存在になりました〜!
そして清川で車の前に立ちはだかったシーン(TωT)涙腺崩壊でした。

とかく恨む人は、1番の原因は別の所もしくは自分にあるのに、羨ましい人に責任転嫁していく…
他人事ではない、大なり小なり、人間の嫌な部分を突きつけられたように思います。

チョインは結局誰に対しても本然の心に帰って来れるように最善の治療していかれたのだなぁ、だから最終当たりの元気のなさは良心の呵責からではなく、憎しみと許しの狭間で良心を奮い立たせて行ったチョインの姿であったのではないかと…

聖書の『カインとアベル』が出来なかった事を覆した素晴らしいドラマだったと思います。
ゆうそら

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