『グレムリン』のレビューを書いて、また観てみたくなった『The Twilight Zone』 (1959)の Season 5の3話目 『Nightmare at 20,000 Feet』
都市伝説のグレムリンと精神異常者の恐怖と笑いのエピソード。『 Madagascar 2』等たくさんの映画やTVショーでパロディにされているオリジナルなのに、そのオリジナルがすでにコントみたい。着ぐるみで顔も間抜けな顔でウケる。逆に、その間抜けな顔が恐怖なのかも。
時代を感じる、飛行機でタバコや銃。
正気の人達と精神病の人のどちらの立場も上手く描かれていて、どちらのフラストレーションも理解できる。
クレイジーだと思われてる男は実はクレイジーじゃなかった。みんな、自分は正気だ、自分が一番正しいと思いこんでるけど、それもあやふや、確証はない、幻想・妄想かも知れない。今見えてる事が現実だと信じてるけど、実はそうじゃないかもというところで、『The Matrix』を思い出す。
『Star Trek』(1966–1969)のキャプテンKirkを演じたWilliam Shatner、自分は正気なのか狂っているのかともがき苦しむ演技も上手いなあ。”イケメンなのに精神異常”というギャップが面白いこの役にぴったり。
9/22/2020