茶一郎

ギフテッド 新世代X-MEN誕生の茶一郎のレビュー・感想・評価

ギフテッド 新世代X-MEN誕生(2017年製作のドラマ)
4.5
【短】『X-MEN』(2000)からX-MEN映画シリーズに関わっている総本山ブライアン・シンガーが製作総指揮を務めるドラマシリーズ。「見る麻薬」と化したブッ飛びな『レギオン』とは正反対、我々が「X-MENの映像化」と聞いて想像する超王道のドラマシリーズに仕上がっているという印象です。
 
 X-MEN消失以後の世界観が舞台。1話の『キャリー』的展開から、物語の軸となるのはマジョリティがマイノリティになる恐怖を描き、話のスケールが壮大になったため中々、映画版では描けなかった一つの家族の物語をしっかりと語ります。
 また後半は、ミュータントを抑圧する政府と、それに反発するレジスタンスの抗争がメインになり、ミュータント側もキング牧師とマルコムXの構図、プロフェッサーXとマグニートー同様の組織分離がシーズン2以降のお話になる予感をさせます。
 
 毎話見応えのある能力合戦。『レギオン』で「あれ?何か違うな」と思った方はこちらをぜひ!
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